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関西で「半夏生」にタコを食べる理由

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2014.07.12 06:26
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年7月2日放送で「半夏生の風習」について取り上げていました。

7月2日は暦の上で、夏至から数えて11日目で、"半夏"という水辺の草が生える頃とされる「半夏生(はんげしょう)」です。

昔の農家にとっては、夏至からこの日までに田植えを終わらせるのが好ましいと言われてきていて、この日には決まったものを食べる風習が各地にあるのです。

たとえば奈良県では、もち米と小麦をあわせてついてきな粉をまぶした"半夏生餅"を作って田んぼの神様にお供えして豊作を祈ったことから、お餅を食べる風習があります。

そして奈良以外でも関西ではこんなものを食べる風習があるのです。

稲がしっかりと根付くようにと願って

関西では半夏生に「タコ」を食べる風習があります。

画像はイメージです(DavideGorlaさん撮影、Flickrより)
Nishiki Market, Kyoto

これは農家の人がタコを食べて、"稲がタコの吸盤のようにしっかりと根付きますように..."と願掛けしたことに由来するとされています。

さすが関西、シャレが効いていますね。

また、タコには疲労回復が期待できるタウリンが豊富に含まれていて、高たんぱく低脂肪で胃にも優しいので、食欲が落ちやすいこの時期に食べるにはピッタリの食材なのだそう。

大阪・梅田の阪神百貨店でも半夏生のあいだは、泉ダコや明石ダコなど、さまざまなタコが店頭に並びます。(ライター:ツカダ)

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