「佐藤忠雄作品展」開催　まるで実物のヒーリングアート「木彩画」で自然を感じる

Jタウンネット編集部

2018.10.24 10:30

2018年11月2日から4日の期間、東京・銀座かねまつホールにて「佐藤忠雄作品展」が開催される。

「涼」

佐藤忠雄氏の木彩画制作20周年を記念したこの個展では、木彩画を中心に未発表作品も含めた約40点が展示される。

木彩画とは、「木を彩る」ところから名付けられた佐藤氏独特の画法で、温もりや癒しを感じさせるヒーリングアートとして注目されている。今回は「木彩画のある部屋」をイメージした体感ブースも設置され、今にも動き出しそうな自然の一コマを楽しむことができる。

佐藤氏本人による木彩画のライブペインティングも行われ、天然素材の木目や斑点を利用し、どのように木彩画が描かれるのか描写を間近で見ることもできる。

「木の葉木菟」

「晩秋」

また、3日にはテレビ番組「開運！なんでも鑑定団」に鑑定士として出演している木のスペシャリスト・村山元春氏との対談トークショーも行い、日本人が古くから親しんできた木の木目を生かした芸術について話し、身近な中にある木の歴史の一端に触れていく。

個展開催に先立ち、佐藤氏は次のように述べている。

「豊かな自然に恵まれた地で土と戯れ、水に遊び、山で冒険する日々を過ごしました。都会に居を構えて久しいですが、今でもかけがえのない自然、その美しい情景とそこに寄り添いながら生きる野生の命を見つめることによって作品を生み出しています。フィールドから受け取ったメッセージを私の中のフィルターを通してわかりやすく美しく表現することを心がけ、ご覧頂く方に癒しの空間を届けられたらと思っています」