分別しないゴミ、市役所で開封して持ち主特定...京都市の強硬策はやりすぎか、当然か
2015.10.10 07:19
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年9月29日放送で、「ゴミ袋の開封調査」について取り上げていました。
10月1日から始まった京都市の「しまつのこころ条例」は、ゴミの出し方に関する条例です。これまでは「ゴミの分別に協力してください」としていたものが、「分別しなければならない」という厳しいルールに変わります。
京都市は1年間に受け入れるゴミ全体の量を、今から5年以内に現在の47.2万トンから約8万トン減らすという目標を立てています。条例によって分別を義務化することで、リサイクルできるものを増やそうという目論見です。
そしてこの条例には大きな特徴があります。悪質な分別違反があった場合は、市がゴミ袋を開封して郵便物や請求書から捨てた人を特定し、家を訪問してゴミの捨て方を指導することができるのです。これに対して市民の反応は、「ルールを守らない人がいるので多少は必要な措置である」や、「プライバシーの問題もあって、さすがにゴミを開けて中身を見るのはやりすぎでは?」といったものなどさまざまのようです。