広島土砂災害から1年...被災地に初の「砂防ダム」が誕生
2015.08.25 07:15
[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年8月13日放送で、被災地の復旧事業で、砂防ダムが初めて完成したことを取り上げていました。
広島を襲った土砂災害から1年。土石流で集会所が流され、高齢の女性が亡くなった場所に、被災地として初めて、砂防ダム本体が完成しました。
広島市安佐北区可部町桐原に県が完成させた砂防ダム本体は、高さ5.5m、幅33m、奥行きは3mです。県と国は、被災地35か所で砂防ダムの緊急的な配備を進めていて、8月13日に初めてダムの本体が完成しました。
県西部建設事務所の樋口稔担当課長は、「不安定土砂と将来にわたって発生する土砂を受け止めるダムが完成した」と話していました。
残る34か所の砂防ダムのうち、30か所は2015年度中に完成する予定です。
多くの犠牲者を出し、まだまだ不安な夜を過ごすことの多い被災地の方々の為にも、なるべく早く全てのダムが完成し、安心して眠れる夜が来ることを願っています。(ライター:haruhana)