居酒屋激戦区で「新顔」が生き残るには? 小岩に乗り込んだ「浜焼太郎」に聞いてみた

2016年11月18日 17:45

東京のいちばん東の街・小岩といえば、居酒屋が多く建ち並ぶ、呑兵衛には嬉しい土地である。昭和ムードをどこかに残す、下町情緒漂う街として、最近は外国人観光客も含め、わざわざ出かけてくる人も少なくない。

裏を返せば、お店を出す側からすると「激戦区」だということだ。何か一工夫がないと生き残るのは難しい。

浜焼太郎小岩店
浜焼太郎小岩店

後発組は、はたしてどういう戦略で臨んでいるのだろうか。2016年9月30日、そんな小岩に直営店をオープンしたのが、居酒屋チェーンの「浜焼太郎」である。

小岩のお客は「ハシゴ酒」が多い

浜焼太郎は、その名の通り漁師料理の「浜焼き」を主なメニューとして、来店客が自ら魚介類を焼いて食べる「セルフクック」のスタイルを打ち出し、勢力を拡大してきた。開業から10年、11月時点でフランチャイズを中心に100店舗を展開する。

今回の小岩店は、阿佐ヶ谷店に続く2つめの直営店だ。

town20161118171719.jpg

運営するフードナビ(東京・豊島区)は、Jタウンネットの取材に対し、小岩の客層の特徴として「地域重視」を挙げる。つまり小岩という街に思い入れが強く、「いつも何軒かハシゴ酒をする、という常連客の方が多いんです」。

こうした行動パターンの分析から、2軒め、3軒めとして店を訪れる客を想定し、小岩店では日本酒に力を入れている。人気の「獺祭」を1合800円という価格で提供したり、これからの季節に合う熱燗向けのお酒を仕入れたり。小岩ならではの作戦だ。

「エンターテインメント性」をキーワードに

これまでの浜焼太郎では「海の家」をコンセプトにしていたが、小岩店では店員の制服を藍染めの半纏(はんてん)にするなど和風で、にぎやかなムードを打ち出した。重視するのは、スポットライト付きのオープンキッチンや、店員による積極的なコミュニケーションなどを通じた、「エンターテインメント性」。今後増えるであろう、訪日外国人客の獲得も見据えてのことだ。

オープンから2カ月弱。近所に海鮮料理系の居酒屋が比較的少なかったという事情もあり、小岩のお客たちの「ハシゴ酒」ルートに、うまく加わることができている、と言う。

競争の激しい居酒屋業界。呑兵衛たちが楽しいお酒を飲む裏側には、こうしたお店側の努力がある。

東京都 最新記事
2017/6/29

東京都議選の投開票が迫り、各候補者の熱い戦いが繰り広げられている裏で、ある意味では都議選よりも生活に密着している、もう1つの選挙が行われている。その熱い戦...

2017/6/29

東京都写真美術館は、総合開館20周年を記念して「荒木経惟センチメンタルな旅1971–2017–」展を開催します。荒木経惟は、1960年代から活動を始め、国...

2017/6/29

第一次世界大戦後のパリは芸術の都として再び華やかな季節を迎え、世界中から集まった画家たちは、エコール・ド・パリと呼ばれ活躍しました。日本からも多くの若い画...

2017/6/28

「このタイプの現役稼働は日本でこの一台のみ、と噂のポッカ自販機」があるらしい――。ポッカ(現在はポッカサッポロフード&ビバレッジ)の自動販売機が、ツイッタ...

2017/6/28

本展は、日本の建築家56組による75件の住宅建築を、400点を超える模型、図面、写真、映像などを通して体験していただくという大胆な試みです。時系列ではなく...

前週との比較で増加している感染症トップ3を都道府県ごとにお知らせします! (毎週火曜日更新)
  1. 1
    報告数
    362
    10年平均比
    121.81%
    前週比
    +35.58%
  2. 2
    4
    -50.62%
    +33.33%
  3. 3
    83
    -42.92%
    +18.57%
アクセスランキング
デイリー
  週  
  月  
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
Wikipediaの都道府県カテゴリ配下のページビューランキングを毎日更新します。()内は前日順位。
注目情報
ムシ

毎年6月は、国土交通省と不正改造防止推進協議会による「不正改造車を排除する運動」強化月間...

関連サイト

独自の視点でビジネス&メディアをウォッチ。毎日更新。

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

医師と共に考える新しいエイジングのカタチ

↑上へ