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「フラガール」ならぬ「フラ女将」、いわきに誕生

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.05.13 17:00
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福島県いわき市のいわき湯本温泉の魅力を発信する「フラ女将」が、クリエイター集団のトコナツ歩兵団(神奈川県横浜市)のプロデュースにより誕生した。

いわき湯本温泉に咲く希望の花「フラ女将」
いわき湯本温泉に咲く希望の花「フラ女将」

いわき湯本温泉は、市内のほぼ中央に位置する奈良時代から続く温泉地。のちに炭坑の町として栄えるが石炭産業とともに衰退し、新規事業として「常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)」を立ち上げる。日本初の温泉リゾート施設として、日本人によるポリネシアンショーを披露し全国にフラ文化を広めた。その軌跡は、実話をもとにした映画「フラガール」でも知られている。

ところが、2011年の東日本大震災の影響により観光客が激減。女将たちが「かつて斜陽化したまちを救ったフラガールのように」自分たちにできることはないかと一念発起し、活動を始める。

2015年には温泉の「和」の文化と、スパリゾートハワイアンズに代表される「フラ」の文化を融合し、着物でフラダンスを踊る「着物deフラ」を披露する。その熱意は関係各所にも伝わり、「フラ」を中心とするまちづくり構想「フラのまち宣言」を発表。

着物でフラダンスを踊る「着物deフラ」
着物でフラダンスを踊る「着物deフラ」

その後、「着物でフラダンスを踊る女将さん」から「フラ女将」の着想を得る。「フラ女将」とは、いわき湯本温泉・湯の華会に所属する「着物deフラ」の女将さんの総称。「フラのまち」いわき湯本温泉の魅力を伝えるため、旅館でおもてなしをするかたわら、まちに出てお客さんと語り合ったり、「着物deフラ」を踊ったりしている。おすすめスポットやおいしいお店、フラ、まちの楽しみ方なども教えてくれる。

女将たちはこれからも、いわき湯本温泉を思う熱い気持ちから「フラ女将」となって笑顔を届ける。フラによる「おもてなし」「まちづくり」「商品づくり」を行い、全国にいわき湯本温泉を広めていく方針だ。

すでに発表されている商品もある。「フラ女将カレー」は、女将さん考案の「美」を応援するレトルトカレー。地元・太平桜酒造の酒粕といわき産サンシャイントマトのジュース、パイナップル果汁を使用している。200g入り(1人前)で、価格は税抜600円。東日本大震災の早期復興を願って作られた「太平桜純米酒 絆」では、「フラ女将ラベル」が新発売された。いわき産「天のつぶ」を100%使用しており、300ml詰で税抜540円。

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