広重 二つの東海道五拾三次 | 保永堂版と丸清版

2018年4月11日 10:00

   歌川広重(1797-1858)は、天保3年(1832)の夏、京都御所へ御料馬を献上する八朔御馬進献の行事を記録するため江戸から京都へ上ったといわれます。そして、翌年の天保4年(1833)にこの道中のスケッチをもとに描いた《東海道五拾三次之内》が保永堂と僊鶴堂から共同で出版、のちに保永堂の単独出版となり天保5年(1834)、53か所の宿場町に日本橋と京都を加えた全55図の大判錦絵として完結します。これが今日最も良く知られる「保永堂版」の東海道です。本作は当時人々の旅や行楽への欲求を背景に大ヒットとなり、広重30代の出世作となりました。そして、名所絵師としての確固たる地位を築いた広重は生涯にわたって20種類以上もの東海道シリーズを制作します。そのーつが広重が50代で描いた「丸清版」の東海道です。本作《東海道》は嘉永2年(1849)、丸屋清次郎の寿鶴堂から出版され、画題が隷書体で書かれていることから通称「隷書版東海道」とも呼ばれます。本展ではこの「保永堂版」と「丸清版」を同時に展示、また、大正時代に撮影された宿場の写真もあわせてご覧いただきます。同じ宿場を描きながらも構図や、色数、題材への捉え方の違いなどを二つの東海道の風景を比べながらお楽しみください。

歌川広重《箱根宿「湖水図」》保永堂版

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会期

2018年5月25日(金) ~ 7月1日(日)

会場

八王子市夢美術館

所在地

〒192-0071 東京都八王子市八日町8-1ビュータワー八王子2F

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