春季特別展「新収蔵作品展―平成二十九年度受贈作品―」

2018年4月 4日 10:00

   書家・尾上紫舟筆の「香具山帖」は万葉集の和歌49首を選び、染め、唐紙、切り継ぎ、野毛、截金、金銀箔、砂子など、装飾の枠を極めた平安朝の料紙を色紙形に仕立て、一枚に一首をしたためました。更に、一枚毎に、豪華な金蒔絵を施した折帖の帙に納め、手鑑風に仕上げた逸品です。万葉集のうたと紫舟のうつくしく伸びやかな文字が、豪華な色紙の紙面に息づき、見事な世界を生み出して、観る者をを圧倒します。書道界の重鎮、新井光風筆の作品は、白と黒のみの世界。篆書の大作5点は、長年、氏が追求研究してきた古代文字を現代の芸術表現としての世界観を持って表現されています。また、五言二句は六朝風の楷書で揮毫。これらの6作品は、氏の言葉を拝借すれば「命のかたちを紙面に定着」させ。“用紙の白と墨の黒”とが創り出す緊張感、立体感…。作品が語りかける声を聴きに足を運んでいただきたい佳品です。

新井光風書 壽福(易林)

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会期

2018年5月10日(木) ~ 6月3日(日)

会場

日本書道美術館

所在地

〒174-8688 東京都板橋区常盤台1-3-1

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