utpicturapoesis―詩は絵のように | コレクションにみる文学を彩る書画の魅力

2017年5月10日 10:16

   古代ローマの詩人ホラティウスの『詩論』の一節「utpicturapoesis―詩は絵のように」に端を発し、詩と絵を「姉妹芸術」とみる「画文一如」、「画文共鳴」の芸術観は、長い年月を経た今も共感をもって受け入れられています。現在では、文学と美術の共鳴と言ってもよいでしょう。古来より神聖な空間や経典などで尊い言葉の荘厳を担い、教えや物語を絵解きで視覚化して伝えた絵画や装飾美術は、近代以降も挿図、挿絵、装幀などで言葉や文学と深く結びついてきました。毛筆の運びと七彩に譬えられる墨色により、文字は語意にととまらず絵は極彩色に劣らない無碍の表現を誇る東洋の書画でも、詩句と絵を一体にして理想郷が描かれました。このように文学と美術、言葉、絵画、装飾は、長きに亘って共に様々な形で人間の営みを豊かにしてきたのです。そして、想像力に優れた古今東西の詩人、文学者の多くは書画を愛好し、自らも絵筆を揮いました。一方で文学作品の精髄を汲んだ画家が傑出した画を成し、詩歌や文章でも才を開かせることは少なくありません。今回のコレクション展では、毛筆の詩歌句、室や書斎に掛けた敬愛する文学者や友人の揮毫、文房具など、文学者による、または文学者にまつわる書画とゆかりの品、そして詩や小説、児童文学を彩る挿絵やデザイン、近代を代表する表現芸術である映画を支える美術の仕事をご紹介します。文学者の美意識や趣味を、画家による文学と美術との架橋を、当館秘蔵のコレクションを通して「読む・観る」の両面からお楽しみください。

イベント詳細ページへ

会期

2017年4月29日(土) ~ 9月18日(月)

会場

世田谷文学館

所在地

〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10

インターネットミュージアム
東京都 最新記事
2018/2/20

この度、民音創立55周年を記念して、民音音楽博物館では、「人権と音楽」展を開催する運びとなりました。同展は、民音音楽博物館に付属する機関・民音研究所の「平...

2018/2/20

雑誌『MOE』は世界でもめずらしい絵本情報の月刊誌です。日本のみならず海外の絵本作家・児童書作家と信頼を築き、絵本関連の取材に基づく最新情報を発信してきた...

2018/2/20

今回の収蔵コレクション展「春爛漫」では、同館の収蔵作品約800点の中から、春を感じられる作品が紹介されます。毎年恒例となっている三栖右嗣の大作「爛漫」50...

2018/2/19

2018年2月18日、京王電鉄・井の頭線は下北沢駅付近の橋の架け替え工事を行うため、始発から渋谷駅と明大前駅の間の上下線で運休した。当初、午前11時ごろま...

2018/2/19

年始は多くのライダーがツーリングに繰り出します。 熟練の猛者が連れ立って遠征するかと思えば、初心者に近い方々が冒険に繰り出すチーム構成もあるでしょう。 猛...

アクセスランキング
デイリー
  週  
  月  
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
関連サイト

独自の視点でビジネス&メディアをウォッチ。毎日更新。

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

医師と共に考える新しいエイジングのカタチ

↑上へ