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鹿児島の珍苗字「幸福さん」の泣ける由来

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.02.03 18:27
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日本の名字の種類は世界有数の多さで、「日本苗字大辞典」(芳文館)によると約29万種類もある。これだけあれば驚くような名字があっても何ら不思議ではない。

2014年2月1日に放送されたバラエティ番組「日本全国大捜索SP 絶好調さんみ~つけた!」(TBS系)は、「幸福」という名字が鹿児島県に多く存在していることを取り上げた。

幸福さんが多くいる地域は鹿児島市皆与志町。当地に住む老人は、名前の由来を次のように語った。

「祖先は農民。家は貧乏だったから、名前でも幸福に」
北海道の幸福駅(Party Linさん撮影)
2010.01.22 蜜月DAY2-帶廣 幸福車站

1875年に平民苗字必称義務令が出されるまでは、名字は一部の人が名乗ることが許されたが、義務令以降は名字の使用を強制され、不明の場合は新たに名字を名乗ることとなった。鹿児島の幸福さんもこの時期に誕生したとみられる。

鹿児島にはほかにも「福」という文字を含む名字の人が多数おり、「福寿」「寿福」「福留」「福元」の数はいずれも全国1位だそうだ。

日本ソフト販売調べによると、幸福さんは全国で80人おり、そのうち25人は鹿児島県民だ。次に多いのが兵庫県の21人で、東京が6人、山形と神奈川が4人と続く。

しかも各地の「幸福」さんはそれぞれルーツが異なるとされる。子孫の「幸福」を祈った先祖の思いは、土地は変わっても共通のものだったようだ。

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