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「さいたま市は大阪人にとっての滋賀みたいなもん」説は本当か

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.10.16 19:20
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埼玉県は、人口と県内総生産額がともに全国5番目の大きな県だ。地味だ地味だと言われつつ、シンガポールやフィンランドを若干下回るものの、チリやイスラエル、ポルトガルの国内総生産をも上回る。

北関東や東北、信越地方の人は、埼玉に「首都圏の北の玄関口」的なイメージをもっていたりする。これが東海から西に住む人になると、「埼玉」と聞いても何も思い浮かばないことが多い。

日本経済を長らくリードしてきた商都・大阪。その住民の目には埼玉はどのように映るのか。
さいたま観光国際協会が運営する「もぎたてさいたま情報ブログ」に、興味深い記事が掲載されている(参照:さいたま市の背中(76)『大阪市民とってのさいたま市は滋賀』)。

この記事の執筆者は観光国際協会のボランティア。大阪勤務の女性同僚にさいたま市に対する印象を尋ねたところ、

「さいたま市かぁ...。なんかね、大阪でいう滋賀ってイメージ?」
「そうつまり大阪のベッドタウン」

という答えが返ってきたという。

執筆者は「へぇ、そこら辺の距離感って分かりませんね。でもさいたま市は大阪県民にとっての滋賀県。これ、新発見です」と結論づけた。

大津湖岸なぎさ公園
大津湖岸なぎさ公園

面積は滋賀の方が広いのだが、岐阜県との間に境界未定地域がある。それを除外すると3767平方キロになり、埼玉の面積にかなり近づく。
また米の収穫量は両県とも年々減少しているのだが、2005年は約4000トンしか差がなかった。

ちなみに県民性も、「つかみどころがない」といわれる埼玉と、「複雑多岐な気質」という滋賀(ともに『県別性格診断』(河出文庫)より)とで、なんとなく似ている。

似ているようで全く異なる部分ももちろん多い。大阪から見た滋賀は「北東」。それに対して東京から見た埼玉は「北西」にそれぞれ位置する。そして距離でいえば、東京・埼玉の方が大阪・滋賀よりも断然近い。

埼玉は東京の、滋賀は大阪のベッドタウンだが、人口は5倍以上の開きがある。東京と埼玉は直接接しており、その長さも90キロ以上に及ぶ。
一方で滋賀と大阪は間に京都を挟んでおり、ベッドタウンとしての開発が進んだのも遅かった。言い換えれば、まだまだ伸び代があるということだろう。

上に挙げた点以外にも「こんなところが似ている」というご指摘があったら、ぜひコメント欄に投稿いただきたい。

さいたまスーパーアリーナ(shiori.kさん撮影、Flickrより)
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