広島県庁で新たなワークスタイル「フリーアドレス」導入
2014.01.14 19:15
[テレビ派‐広島テレビ]2014年1月6日放送内で、広島県庁では2014年1月から一部の部署で「フリーアドレス」と呼ばれる新たなワークスタイルが導入されたと紹介されました。
県庁東館の一室、資料やパソコンを片手に席を移動しながら仕事をする職員の姿がありました。これは職員が個人の机を持たず空いている席を使う「フリーアドレス」と呼ばれる制度です。
その狙いは、職員同士のコミュニケーションの活性化。広島県産業政策課の串岡勝明課長は、「今までの縦割りの課が横に連携することによって新しい取り組みが期待できる」と語りました。
今回フリーアドレスという制度を取り入れたのは、広島への企業誘致を促す部署や、県内企業の海外進出を支援する部署などいずれも業務のかかわりの深い5つの部署60人です。
職員は「上司との席が遠くなり不便もあるが、違う課の情報が入ってくれば自分の仕事にも役立つ」と語りました。
県庁ではもう一つ、ハード面を充実させました。一部でパソコンをデスクトップ型からノート型に変更しました。外出先でも資料作成が可能となるほか、会議でも使用することでペーパーレスを推進するためです。
費用面では、パソコン変更費用が約1500万円、フリーアドレス導入には約700万円を費やしました。湯崎知事が強く推し進める「ワークスタイルの変革」、これから県は費用対効果について検証を求められます。(ライター:広島っ子)