山形県の「愛の武将隊」、果たして存続できるか?
2010年に結成され活動を続けてきた「山形おきたま 愛の武将隊」だが、行政の支援が打ち切られることで、2014年9月末で活動を終える見通しとなっていた。
武将隊ウェブサイトには、トップページに「重要なお知らせ」として次のように記載されている。
平成22年から5期に渡り、山形県置賜地方の観光と地域活性化のため活動を行って参りました、山形おきたま【愛】の武将隊は、残念ながら9月30日をもって活動を終了することになりました。
武将隊の熱心なファンたちは、インターネット上で活動継続を求める署名活動を展開した。8月31日までの約1カ月間で、山形県内はもちろん、全国各地から333人分の署名とメッセージが集まった。9月9日、米沢市でこの署名簿が吉村美栄子知事に直接手渡されたという。
9月11日、山形新聞に「愛の武将隊 存続へ」という見出しを掲げた記事が報じられた。そこには、県が予算措置する方針を固め、今月18日開会予定の県議会に補正予算案を提出する運び――とある。
ツイッターには、この記事を目にした人たちからの声が集まった。
山形おきたま愛の武将隊存続へ(^^)県が10月以降の予算措置方針を固めた。O(≧▽≦)O ワーイ♪ pic.twitter.com/fgqO3g75lt
— メガ (@mega_hamasaki) 2014, 9月 10
山形おきたま愛の武将隊存続の見込みとの事、まずはおめでとうございます。終了のお知らせからの存続希望の活動、そしてこの結果への流れはあっという間でしたが、これまでの隊によるPRやおもてなし活動の積み重ねあっての結果でもあるように感じます。本当に良かった!
— haruki (@_ha_ru_ki_) 2014, 9月 10
さくらんぼTV・県補正予算のニュースhttp://t.co/Xn9uKiolBO行政の支援が途絶え今月末で活動を終える予定だった「山形おきたま愛の武将隊」についても活動費とし1300万円を充てるとしている。武将隊は今後も置賜を中心とした県内の観光PRを続けていくことになりそう
— haruki (@_ha_ru_ki_) 2014, 9月 11
新聞報道のあった当日、武将隊のブログには、次のように書き込まれている。
皆様ごきげんよう。六右衛門にございまする。
何やら吉報や朗報が入り一部で盛り上がってる模様にございまするが
少々申し上げたいのは、愛の武将隊存続か否かは定かではないという事にございまする...。
なにやら武将隊が存続が決定したと、喜んでくださるのは大変ありがたいのですが...
真の決定、すなわち議会承認が得られる期日は10・8にて候。
よしなに、ご注意を。
喜ぶのはまだ早いということにございまする。
つまり、県議会で審議されることになっても、承認されるまでは決定とは言えない。10月8日に議会承認が得られるまではまだ喜べない、というわけだ。さすが百戦錬磨の武将である。ファンの皆様、「よしなに、ご注意を」。