日本ブドウ栽培界の巨匠を訪ね、信州上田へ 飯塚芳幸さんの畑には、すごいブドウ品種がごろごろ!

2016年9月14日 18:12

7度の県知事賞を受賞したブドウ農家の飯塚芳幸さんを訪ねました。信州上田は標高400m、山々に囲まれた盆地に飯塚果樹園はあります。お会いしてすぐに、他とは違う、特別な方だとわかりました。

育成中の新ブドウ、バイオレットキングと飯塚さん
育成中の新ブドウ、バイオレットキングと飯塚さん

まず、作っている品種が超レア!それも新品種が軒並みそろっているのは、腕に自信があり、チャレンジ精神豊富な農家の証です。農研機構の果樹研究所や、個人の育種家が開発したブドウ品種を数多く手がけ、現場に栽培ノウハウを定着させる役目を担っているのです。

皮にうまみがあっておいしい「バイオレットキング」は、大きな粒が30gにもなる極大粒ブドウです。2~3年したら一般にも出回るようになるだろうというので、今からとても楽しみです。

もう一種、紹介したいのが「ティアーズレッド」。長野県の関口さんによって、2016年6月13日に品種登録されたばかりです。

向かって左が大粒で話題のルビーロマン、右の更に大きいのがティアーズレッド
向かって左が大粒で話題のルビーロマン、右の更に大きいのがティアーズレッド

まだまだ研究段階です。しかし、このぶどう、なんと1粒が50gもあり、1房が1㎏をゆうに超えています。糖度も20度はあります!食感もハリがあって素晴らしいぶどうですが、裂果しやすいのが課題とのこと。

そう、新種として登録されても、中には、栽培が難しすぎるということで、市場まで出回らないまま消えてしまう品種もたくさんあるのが現状です。品種を開発した方々、育成に携わっている方々の努力が、どうか報われることを祈るばかりです。

世話される個性豊かなブドウが、未来あふれる子供達のようにも見えてくる
世話される個性豊かなブドウが、未来あふれる子供達のようにも見えてくる

飯塚さんのお話は難解ですが、マニアックでとっても面白い!果実にいく栄養と、糖度を最高の状態に持っていくための理論、葉と幹と果実との関係......独自の理論が会話の中に飛び交います。

父から受け継いだ果樹園で、ブドウの樹と真摯に向き合っていた飯塚さん。

例えるならば、個性あふれる選手たちをオリンピックに出場させるため、最適な指導と栄養管理のプログラムを組むつきっきりの特別なトレーナー。平行してトレーナーの育成もしている、そういう人です。

ブドウ圃場で、わくわくしながら何種類も試食させてもらいましたが、いずれも感動的に美味しい!どれが一番とかではなく、それぞれに個性があって素晴らしいのです。店頭などで飯塚さんの育てたブドウを見つけたら、ぜひ、食べ比べでお楽しみください。

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今回の筆者:うまいもんドットコム

うまいもんドットコムでは全国各地から通年で3,000品以上の美味しい食の逸品をご紹介しております。 日本の季節の移り変わりに合わせて、旬の極上素材やここでしか買えない新品種の果物を、信頼できる生産者や築地市場から直送します。
http://www.umai-mon.com
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