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函館の人気チェーン「ラッキーピエロ」で全国No.1ハンバーガーを食す!

at home VOX

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2017.05.23 06:00
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全国各地のウマい肉料理をお腹いっぱい食べ尽くしていく連載「満腹御礼 ご当地肉グルメの旅」。

今回やってきたのは北海道函館市です。

北海道のなかでも指折りの観光地である函館市。市内をレトロな市電が走り、美しい坂の途中に残る古い教会や洋館が立ち並びます。そして函館のシンボル・函館山からの夜景は“世界三大夜景”にも挙げられるほどの美しさを誇り、人々に感動を与え続けています。

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そして函館といえばグルメも外せません。名産の「イカ」や「ホタテ」などの海鮮をはじめ、さっぱりとした塩味の「函館ラーメン」や豚肉を使った「焼き鳥」も最近注目を集めています。

そんな数あるグルメの中でも、地元の人は知らぬ人はいないどころか、“食べたことがない人はいない”と言われるほど地元に愛されるグルメがあります。

それが“ラッピ”の愛称で地元の方に親しまれる「ラッキーピエロ」のハンバーガーです。函館を中心とした道南地区に店舗展開をする、ハンバーガーショップから、今回は第1号店の「ベイエリア本店」を訪ね、人気の秘密と地元で愛されるハンバーガーを紹介します。

お店は、函館の観光名所のひとつ「金森赤レンガ倉庫」からほど近い場所にあります。函館駅前から函館バス“元町・ベイエリア周遊号”に乗り、「ラッキーピエロベイエリア本店前」というバス停で降りると、お店はすぐ目の前。

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こちらがラッキーピエロベイエリア本店です。お店の名前を表した、大きなピエロの看板が特徴的です。

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店内に一歩入ると、まるでテーマパークのような風景が広がります。メリーゴーラウンドの馬のような置物が置いてあったり、椅子がブランコのようになっていたりする席もあります。これは、食べる前からとてもワクワクしますね。

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「当店の内装は『森の中のメリーゴーラウンド』がテーマになっています」と話すのは、副店長の髙柳由美さんです。

髙柳さんラッキーピエロは1987年にオープンし、今年で30周年を迎えたハンバーガーショップです。現在、道南地区に17店舗展開しています。当初はテイクアウトのみの販売だったのですが、お店を増築し今のように店内でも食べられるようになりました。その際に、『ただのお店では面白くないし、No.1になることはできない』という社長の思いから、店内に入っただけでも楽しい気持ちになれるようにと、このような造りになりました」

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他の店舗も同じようにテーマパーク風なのでしょうか?

髙柳さん「クリスマスをテーマにした店舗や50年代のアメリカ風の店舗など、店ごとにテーマを変え、17店舗すべて違う内装になっています」

すべて違うとなると、他のお店も見てみたくなりますね! 次にお店のメニューについて、こだわりを聞いてみました。

髙柳さん「ハンバーガーショップは“ファストフード”と言われることが多いですが、当店はそうではなく『テーマレストラン』として営業しています。個性あふれる各店舗のテーマを楽しみながら、ゆったりと食事を楽しんでいただきたい。フードメニューに関しては、冷凍物を使用せず、フレッシュミートを注文が入ってから調理をするというこだわりを持っています。作り置きを一切しないのでお待たせしてしまうこともありますが、本当においしいものをお客様にお届けしたいと考えているため、創業当時からこのスタイルを貫いています」

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髙柳さん「材料にもこだわりを持っています。当店は『地産地消』を掲げているため、どうしても手に入らない時期を除き、食材は道内産を使用しています。『その土地で採れた質の良い食材を、その土地で味わう』。それが人にも環境にも優しいことだと考えています」

お話を聞いたところで、実際にハンバーガーを作っていただくことに。今回は、オープンから現在までの30年間、ラッキーピエロ不動の人気No.1であり続ける看板メニュー、「チャイニーズチキンバーガー」をお願いしました。

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ハンバーガーと聞けば、まずビーフパティが入ったものを想像しますが、ラッキーピエロの一番人気は、ゴロッとした大きな中華風唐揚げが3つも挟まったハンバーガーです。

なかなか他店では見られない組み合わせですが、それよりも目を奪われるのはそのボリュームです。これで350円とは驚きを隠せません!

早速ひと口かぶりついてみると、ふわふわ食感のバンズは下までゴマがたっぷりついていて、非常に香ばしいです。道内産のシャッキシャキのレタスもとてもフレッシュ。そしてなんといってもインパクトのある唐揚げは3つ。外はサクッっと、中はジュワッとジューシーで、バンズとレタスとの相性もぴったりです。

唐揚げの味は、てりやきとは一味異なる、ほんのりとした酸味も感じる甘辛の中華風味。特製ソースとたっぷりと入ったマヨネーズが絶妙なハーモニーを奏で、食べるほどに食欲が刺激されます。

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もちろんこのチャイニーズチキンバーガーの食材もすべて北海道産。メインの唐揚げに使われる鶏肉は伊達市産100%、レタスも函館市のお隣・北斗市大野産(期間限定)です。社長自ら現地へ足を運び、安心安全でおいしいと思った食材しか使わないこだわりだとか。

髙柳さん「当店では、“安心安全”と“おいしさ”に加え、お母さんの料理のような、ほっとする“懐かしさ”を大事にしています。チャイニーズチキンバーガーの元になった中華風唐揚げは、社長が小さいころにお母さんによく作ってもらっていたものがベースになっているんです。『子どもの頃に食べたあの懐かしい味を皆さんに提供したい!』、そして『他店にはない商品でNo.1になりたい!』という思いからメインの商品をこのメニューに決めたんです」

安心でおいしい北海道産の食材、注文を受けてから調理するこだわりなどが評価され、2009年にはご当地バーガーランキングで1位に輝いたそう。

髙柳さん「2009年に、日経新聞でご当地バーガーランキングを決める企画があり、そこで1位を獲得させていただきました。今までやってきたことが評価され、社員一同とても喜んだことを覚えています」

チャイニーズチキンバーガー以外にオススメの人気メニューを教えてください。

髙柳さん「現在、ラッキーピエロ全体では26種類のハンバーガーを出していますが、その中でも観光客の方に人気があるのは函館のシンボルの名前がついた『函館山ハンバーガー』でしょう。当店の人気メニューのトップ3を重ねた“高さ約30センチ”の大ボリュームが自慢で、お客様からアイデアを募集し、グランプリを決めるコンテストで2008年に準グランプリになったメニューです」

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目の前に来ると、そのボリュームに圧倒されます! なんとカロリーは1860kcal! 上からチャイニーズチキンバーガー、人気No.3の「トンカツバーガー」、人気No.2の「ラッキーエッグバーガー」が重なって合体しています。

人気メニューを一度に味わえるのはうれしいですね。さすがに一人で食べる方は少ないそうで、グループで頼むお客さんがほとんどだとか。ちなみにメニューには、この函館山ハンバーガーを超える“高さ約40センチ”の「超びっくりノッポハンバーガー」(1450円)もあります。食に自信のある方は旅の思い出にも、ぜひ挑戦してみては?

髙柳さん「ラッキーピエロは、ハンバーガーだけではなく、カレーやカツ丼、店舗によってはハンバーグやオムライスも提供しているので、ご家族やご友人とお食事を楽しんでいただけるレストランです。30年の年月をかけ、函館を代表するご当地グルメに成長しました。ぜひ観光で訪れた際はお越しください。日本全国どこよりもおいしいバーガーをお出しします!」

道内産の素材にこだわり、調理に手間暇をかけて、思いを貫いた結果、全国1位に選ばれた「ラッキーピエロ」のハンバーガー。

北海道内、そして日本全国から出店やイベントへの参加のオファーが来るそうですが、道南以外では営業するつもりはないとのこと。これもこだわりだそうです。

道南を愛し、道南に愛されたその味は、まさに函館を代表するソウルフード。

ラッキーピエロを食べずして函館は語れません!

施設情報

●ラッキーピエロ ベイエリア本店

住所:北海道函館市末広町23-18

電話:0138-26-2099

営業時間:10:00~0:30(土のみ1:30まで営業)、年中無休

http://luckypierrot.jp/

※記事中の情報・価格は取材当時のものです。

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