弘前で半世紀の伝統を誇る「雪上ラグビー大会」とは何だ
日本はアジア有数のラグビー人口を有する。2019年にラグビーワールドカップが日本で開催されることも決まっている。
多くの日本人にとってラグビーは「冬のスポーツ」というイメージだ。高校~社会人の選手権の決勝が1~2月に行われるからで、雪の降るなか繰り広げられた名試合もある。
城下町/軍都と栄え国立大学が立地する弘前。生涯学習や文化活動が盛んな地として知られるが、弘前ラグビーフットボール協会は、1966年に設立された歴史あるスポーツ団体だ。同協会が毎年この時期に主催している名物イベントが「津軽雪上ラグビー大会」。2015年で49回目を迎える。
雪上ラグビーとはいったい何なのか? 文字通り、雪の上で行うラグビーだ。
ただし環境を考慮してか、グラウンドは通常よりも狭く、プレーヤーは7名に限定される。試合時間も前後半7分、ハーフタイム3分と非常に短い。ただし決勝時間は前後半10分、ハーフタイム5分に延長される。
またラグビーシューズではなくゴム長靴を履いてプレイに参加する「ながけりの部」もある。
エントリー部門と参加団体は次のとおり。県外チームの参加と女子ラグビーの試合という2つの試みにチャレンジする。
【高校の部】東奥義塾、弘前南など11チーム
【スパイクの部】SCRAPS、八戸学院大学ほか8チーム
【ながけりの部】弘前ラガーほか5チーム
【女子の部】八戸レディース、流通経済大女子ラグビー部、2チーム
第49回津軽雪上ラグビー大会について その1
日時:2月7日(土)?8日(日)
会場:東奥義塾高等学校グラウンド
今年は来年の50回大会に向けて新たな2つの挑戦をします。
1つ目は、県外チームの参加(宮古ロートルズ)
2つ目は、女子ラグビーの試合(八戸レディスvs流経大女子)
— 青森県ラグビーフットボール協会 (@rfu_aomori) 2015, 1月 31
さらに元日本代表の大畑大介さんと松田努さんを招き、講演会・交流会・サイン会が同学校の礼拝堂で7日15時から行われる。「ラグビー観戦は大好きだけど、試合に参加するのは...」という人も気軽に参加できる催しだ。