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青梅の「吉川英治記念館」入館者9割減 来年2月まで冬休み

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.12.24 13:02
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東京・青梅の「吉川英治記念館」の入館者がピーク時の9割減となってしまった、と報じられている。年間1000万円以上の赤字が続いているため、経営改善のため通年営業をやめ、夏季と冬季の閉館を決めた。冬季休館は2013年12月24日(月)から2014年2月28日(金)まで。

記念館は吉川氏が昭和19年3月に家族とともに東京赤坂から疎開し、9年半ほど暮らした旧宅。蔵書を含む約2万点の資料を収め、季節などで入れ替えをしながら、「新・平家物語」の手書きの原稿や「宮本武蔵」の執筆中に使用したペンなどゆかりの品300点を展示をしている。

吉川英治記念館ウェブサイトより
吉川英治記念館ウェブサイトより

1992年には年間入館者数が約17万人を記録したが、震災の影響もあり2011年には約1万4900人まで落ち込み、その後も低迷している。考えられている理由は、代表作を知らない若者が増えていることなどという。

2012年に吉川氏の没後50年を迎えて著作権の保護期間が終了し、電子書籍などで手に入れやすくなっている。ふたたび館に人が集まる時期が来るかもしれない。なお、記念館では来年5月まで吉川氏の句などをテーマとした「写真コンテスト」の作品を募集している。

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