ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

日本一の絶景と自然の恵み。青森が誇る新名所「道の駅いなかだて弥生の里」

at home VOX

at home VOX

2015.12.27 22:00
0

今回の『全国「道の駅」めぐりの旅』は東北の地へ。みちのくの青森県田舎館村へやってきました!

田舎館村は、津軽平野の南部に位置し、日本屈指の桜の名所として知られる弘前市のお隣。弥生時代の遺跡が次々と出土したことから、「弥生の里」という愛称もあります。青森県の中でも一番面積が小さな市町村が、ここ数年、大きな話題を呼び多くの観光客が訪れるようになっているとか!

田舎館村役場。お城をイメージした建築デザインで、天守閣は展望台に。そこから見えるのは…
田舎館村役場。お城をイメージした建築デザインで、天守閣は展望台に。そこから見えるのは…

田舎館村を一躍人気者にしたのは、村役場展望台から見える「田んぼアート」です。元々稲作の盛んな地域として知られていた田舎館村で、村おこしとして1990年代から役場裏の田んぼで行われてきました。そのクオリティの高さが噂を呼び、今では第2会場として近隣にある「道の駅いなかだて弥生の里」でも田んぼアートが行われるようになりました。今回は、この道の駅へお邪魔します!

「弥生の里」とも呼ばれる田舎館村の道の駅です。
「弥生の里」とも呼ばれる田舎館村の道の駅です。
近年の観光客増加もあり、2013年には電車の駅が新設されることに。道の駅に「駅」ができてしまいました。
近年の観光客増加もあり、2013年には電車の駅が新設されることに。道の駅に「駅」ができてしまいました。
日本百名山の一つで「津軽富士」とも呼ばれる岩木山も眼前に。
日本百名山の一つで「津軽富士」とも呼ばれる岩木山も眼前に。

今回紹介してくれたのは、道の駅の支配人・佐藤一衛さん。

佐藤さん「今年は田んぼアートを目的に、田舎館村を訪れる観光客は30万人を超えました。メディアからさまざまな賞をいただいたり、2014年に天皇陛下が視察に来られたりしたおかげもあって、全国から観光客の方がいらっしゃっています。最近では、台湾や中国、韓国など外国人のお客様も多くなっています」

そんな外国からの注目を集めたのが、今年この道の駅で行われた田んぼアート。今年のテーマは、劇場版新作の公開で話題の「スターウォーズ」でした。ここで、過去の作品を一挙にご覧入れましょう!

田舎館村田んぼアート第2会場(2015年)スター・ウォーズ/フォースの覚醒 © & TM Lucasfilm Ltd.
田舎館村田んぼアート第2会場(2015年)スター・ウォーズ/フォースの覚醒 © & TM Lucasfilm Ltd.
田舎館村田んぼアート第2会場(2014年)サザエさん ©長谷川町子美術館
田舎館村田んぼアート第2会場(2014年)サザエさん ©長谷川町子美術館
田舎館村田んぼアート第2会場(2013年)ウルトラマン ©円谷プロ
田舎館村田んぼアート第2会場(2013年)ウルトラマン ©円谷プロ
田舎館村田んぼアート第2会場(2012年)七福神、マジンガーZ ©永井豪/ダイナミック企画
田舎館村田んぼアート第2会場(2012年)七福神、マジンガーZ ©永井豪/ダイナミック企画

この美しく芸術的な田んぼアートは、すべて稲を使って描かれたものです。

佐藤さん「年々『期待に応えなければ!』と技術が向上していますね! 最初はヒモで計っていた測量も機械を使ったり、稲の種類も色数を増やすためにたくさんの品種を使っています」

これらの田んぼアートが見られるのは田植えが終わる6月から稲刈りが始まる10月までですが、今年からは雪の上にアートを描く「冬の田んぼアート」も行われる予定で、今から雪が降るのも待ち遠しいですね!

展望所の高さ4階相当の回廊から田んぼアートを見渡すことができます(田んぼアート期間のみ営業)
展望所の高さ4階相当の回廊から田んぼアートを見渡すことができます(田んぼアート期間のみ営業)
弥生時代をイメージした大型の遊具施設も楽しめます(冬季休業)
弥生時代をイメージした大型の遊具施設も楽しめます(冬季休業)

こちらの道の駅では、もちろん地元産の食品や加工品も数多く扱っています。田舎館村の名産品は、人気銘柄「つがるロマン」を中心とした米のほか、青森名物のリンゴ、さらに「あさか」という品種のいちごや、ワインやジュースとして地元でも愛飲されるぶどう「スチューベン」もあります。

広々とした店内には、田舎館村を中心とした青森の名産品がズラリ。
広々とした店内には、田舎館村を中心とした青森の名産品がズラリ。
田んぼアートが描かれているお米が「田舎館村産」の目印。
田んぼアートが描かれているお米が「田舎館村産」の目印。
こちらも青森の名産品、真っ黒になるまで熟成させた「黒ニンニク」。
こちらも青森の名産品、真っ黒になるまで熟成させた「黒ニンニク」。
リンゴは数多くの銘柄が1個から売られています。
リンゴは数多くの銘柄が1個から売られています。
田舎館城のお姫様のイメージキャラクター「いち姫」ブランドの商品も。
田舎館城のお姫様のイメージキャラクター「いち姫」ブランドの商品も。
こちらは田舎館村産の「スチューベン」を使ったワイン。ジュースはこの日品切れになるほどの人気。
こちらは田舎館村産の「スチューベン」を使ったワイン。ジュースはこの日品切れになるほどの人気。
こちらは田んぼアートに使われたお米で作ったお酒「田舎館のだぐ」。
こちらは田んぼアートに使われたお米で作ったお酒「田舎館のだぐ」。
いまやご当地調味料として全国で知られるようになった「スタミナ源たれ」も充実。
いまやご当地調味料として全国で知られるようになった「スタミナ源たれ」も充実。
北海道や東北で愛されているポン菓子「どんきみ」。マカロニを使った「マカロニドン」もユニーク。
北海道や東北で愛されているポン菓子「どんきみ」。マカロニを使った「マカロニドン」もユニーク。
特徴的な村役場のプラスチックキットもありました。
特徴的な村役場のプラスチックキットもありました。

佐藤さん「冬になると、田んぼアートは見られなくなりますが、直売所の商品は充実していますので、地元の人もよく買いに来られますよ。とはいえ雪が降れば、青森で暮らしていくのは本当に大変! 私たちも田んぼの季節まで、冬眠したいくらいですよ(笑)」

直売所や併設のレストラン「ジャイゴ」には、この日も地元の方々が訪れていました。休祝日には駐車場でフリーマーケットなどのイベントも行われるのだとか。またこの施設内にはラジオのスタジオも併設されており、地元で視聴されている「FM JAIGO WAVE」が日々公開収録されています。お買い物のついでに、こちらものぞいてみたいですね。

「ジャイゴ」とは、津軽弁で「いなか」のこと。
「ジャイゴ」とは、津軽弁で「いなか」のこと。
人気は素朴な塩スープにホタテ、菊の花などがトッピングされた「弥生うどん」。
人気は素朴な塩スープにホタテ、菊の花などがトッピングされた「弥生うどん」。
うどんにはドングリ、栗、芋などが練り込まれ、フワッとした独特の食感が楽しめます。
うどんにはドングリ、栗、芋などが練り込まれ、フワッとした独特の食感が楽しめます。

いまや、青森県有数の観光地になった田舎館。海外のメディアにも取り上げられるなど今後も世界中からの観光客増加が期待されています。

佐藤さん「田んぼアートは年々レベルアップしてきていますので、商品も地元産のものを充実させて、来年も多くの方にこの道の駅に足を運んでもらいたいです。また、この地域はどこを掘っても温泉が出ますから、温泉と宿泊施設などもいつか併設できればと、村長も言っていました。見て、買って、味わってだけでなく、1日中楽しめる道の駅を目指します!」

佐藤さん(写真右端)とスタッフのみなさん。
佐藤さん(写真右端)とスタッフのみなさん。

東北新幹線の青森県延伸以来、ますます勢いを増す青森県の観光。中でも世界に誇る道の駅は、中心地から足を伸ばしてでも行く価値があるほど、たくさんの魅力で溢れていますね!

施設情報

●道の駅いなかだて弥生の里

住所:青森県田舎館村高樋八幡10

営業時間:

営業時間:レストラン11:00~17:30(L.O.16:30)

産直センター 8:30~18:00(12月~3月は17:30まで)

田んぼアートの開催期間は下記をご確認ください。

http://www.inakadate-tanboart.net/

※記事中の情報・価格は取材当時のものです。

関連記事

土地の魅力が凝縮! 全国「道の駅」めぐりの旅 食の恵みに安心の防災、そして自慢のトイレを誇る「パティオにいがた」

土地の魅力が凝縮! 全国「道の駅」めぐりの旅 "日本一のグルメ"が味わえる淡路島の「道の駅うずしお」

土地の魅力が凝縮! 全国「道の駅」めぐりの旅 西日本最大級の広さを誇る「丹後王国 食のみやこ」

PAGETOP