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花見名所1位「弘前公園」のお濠に映る天守と桜 しばらくお別れ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.03.28 14:10
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日本気象協会運営ウェブサイト「tenki.jpラボ」が全国で行ったアンケート調査で、青森県弘前市の弘前公園が「行ってみたいお花見の名所」第1位に選ばれた。約2600本の桜が周辺をうめつくし、そびえたつ天守閣を浮かび上がらせる様子はまさに絶景だ。今年も、4月23日から5月6日まで、「弘前さくらまつり」が開催される。

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夕方からライトアップされ、トンネルのように頭上を覆う夜桜も鑑賞できる。お濠に舞い散る花びらが水面を覆い、ピンク色に染まる姿はたとえようもない美しさだ。開催期間がゴールデンウィークとも重なるため、毎年200万人以上の観光客でにぎわう。

しかし今年のまつり終了後、石垣修理工事が始まる。秋には天守下の内濠を埋め立てる予定だ。石垣修理工事に約10年かかる。さらに、いったん移動する天守を元の位置に戻すのに5年以上かかるとのこと。再び水が入るのは10年以上も先の見通しだ。「内濠の水面に映る天守と桜」という人気の光景は、工事が終了するまで見ることができなくなる。

下乗橋から見た内濠と桜(弘前市役所ウェブサイトより)
下乗橋から見た内濠と桜(弘前市役所ウェブサイトより)

弘前市役所では、「内濠の水面に映る天守と桜とは、今年の弘前さくらまつりでしばらくお別れです」と、PRに懸命だ。埋め立て前の風景を、お花見で目に焼き付けておいてほしいとのこと。告知PR動画も制作し、公開している。黄金週間前後の弘前は、史上空前の花見客で賑わうことになるかもしれない。

100年ぶりの弘前城石垣修理はじまります!! 【告知PR動画】(YouTubeより)

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